第2回「親子で作ろう!」イベントは、こどもの日にふさわしい“かしわ餅”。

4月23日、風の強い悪天候のなか、

六本木ヒルズのハリウッドビューティー専門学校の大きな教室で開催しました。

ママキッズネットワークのモットーは、「ママの味を伝えよう」です。

昔からある伝統の料理や、スイーツなどを今の私たちがアレンジして、簡単に作ります、

食を通して親子の絆を深めたいのです。

ママだけでなくパパやおばあちゃまも参加してくださりました。

 

 

かしわ餅は蒸すと時間がかかりますが、レンジでも簡単にできます。

この日は、雨風が強い大荒れのお天気でしたが、

午前11時からと午後2時からの2回開催でしたが、ホントにたくさんの方が集まってくださいました。

ありがとうございました。会場の講義室が火気厳禁のため、当日は3台の電子レンジが大活躍。

椅子やテーブルも持ち込みで、スタッフがまだ少ないため、準備はかなりヘビーでタイトでしたが、

たくさんのちびっ子たちの笑顔に囲まれ、そんな苦労も吹っ飛びました。

 

 

かしわ餅は、一般的に、上新粉を蒸して作りますが、

今回は上新粉と古代米粉をブレンドしたものを使いました。

古代米粉は、長野県富士見町から提供いただきました。

もともとは、黒というか濃いめの紫っぽい色をしていますが、

上新粉と配合調整すると、ご覧のような色のブレンド粉となります。

これを加熱するときれいな紫色になります。

 

 

上新粉と古代米粉のブレンド粉に水で捏ねて、

レンジで柔らかくしてから、ジップロックとすりこぎで餅をつきます。

こうすることによってもちもち感のある触感になります、

そしてお水をつかてすべすべにします。レンジしたての餅は少し熱いから気を付けてください。

餅つきすること30分。餅ができあがったら、餡を包みます。

今回は、餅が紫色になるため、白あんにしました。

カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、

「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされています。

端午の節句にかしわ餅が食べられるようになったのは江戸時代、

徳川九代将軍家重〜十代将軍家治の頃と言われています。

 

 

今回作ったのは、古代米粉を使った餅と白あん、上新粉だけの餅と黒あんの2種類。

上新粉&黒あんバージョンは、かしわの葉の表を内側にして包ます。

古代米粉&白あんバージョンは反対に、柏の葉の裏を内側にして包ます。

子どもたちは、はじめて見る黒いお米にびっくりしていました。

感想は「柔らかくて、もちもちしている。ほんのり甘いね…」。

さすが、ママキッズの子どもたち。味もシッカリとわかるんですね。

頼もしい限りです。

ということで、試食タイム。出来映えはどうかな?

お抹茶とともに「いただきま~す!!」。

 

 

端午の節句間近ということもあり、早く作れた人は、新聞で兜を折りました。

ここはお兄ちゃんの出番です。こうやって子供達の交流も図ります。

ママたちははるか昔のことなので、折り方を忘れています。何年ぶりでしょうね。

 

当日は、古代米粉をご提供いただいた生産者の名取さんがわざわざ来てくれて、

古代米粉について説明してくださいました。名取さんの思いや情熱が伝わってきました。

ありがとうございます。

 

 

この日は、古代米粉が東京で“デビュー”するというので、

地元紙の長野日報さんが取材に駆けつけてくれました。

「あしたの1面トップでよろしくお願いします。」なんて、冗談で話してしたのに、

本当にトップ記事で報道されていました。

びっくり!うれしい!感謝!

こうした小さなイベントの積み重ねがママキッズの輪を広げるチカラになります。

参加していただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。